秋田臨海鉄道北線廃線後の状況
先日、今年3月31日をもって廃止された秋田臨海鉄道北線の廃線探索をしてきました。当線は2008年3月15日をもって貨物列車定期運用の設定が廃止されたので約13年間も貨物列車が走っていません。その後は線路保守のための錆取り列車が時折走っていましたが、2015年7月1日をもって鉄道事業自体が休止されてしまいました。2015年から約7年間も列車が走っていないだけあって、かなり線路は荒れ果てていて今年廃止になったとは思えないような状況でした。
秋田臨海鉄道(株)本社。貨物列車の運行は終了しましたが、事業は終了していません。会社解散日はまだ決まっていませんが、そう遠くはないと思います。
【秋田港駅】
海外に譲渡予定のコンテナや24系客車がたくさん留置されています。外国人観光客向けの『秋田クルーズ号』が発車するホームもありますが、新型コロナウイルスの影響で秋田臨海鉄道特別公開時以後は、使われていません。おまけに『秋田クルーズ号』の運用に使われていたキハ48形自体が廃車になってしまいました。
【日石踏切】
あれっ?片方の遮断機がないけど…。
秋田北港駅・中島埠頭駅側
秋田港駅側
『踏切廃止 一時停止不要』の札が。
片方の遮断機が見えなかったのはそういうことだったのか…。胸が痛みます😭
線路は長年手入れがされていない為、草でぼうぼう。
壁に落書きが。許せませんね🤬
【中島埠頭駅】
側線が1本だけの小さな貨物駅でした。
ポイントの跡
【新城踏切】
踏切信号となっており、秋田臨海鉄道線内では比較的大きな踏切です。
線路に松が…。
ここから、秋田製錬飯島精練所内に入る側線がありましたが、今ではもう撤去されていて見ることはできません。
【秋田北港駅】
草と松でぼうぼう。かつてはここで機関車の入れ替えが行われていました。
最後までご覧頂きありがとうございます。北線も清算が付き次第、線路が撤去される予定なので見ることができるのも今だけです。見たい方は線路が撤去される前に出かけてみてください。次に投稿する記事もお楽しみに!